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「価値観が合わない」って、よく聞く言葉ですよね。
誰かと一緒に生活をすると感じることもあります。
価値観が似ているな~と思っていざ、結婚してみると「あれ?、なんか違う?」なんてと思うことも。
実際、外で会ってるだけでは相手のことを分かっているようで分からないことが多いです。
そして価値観の違いで離婚しようかと悩む人もいます。
ですがそんなに考えなくても価値観をすり合わせることで上手くいくこともあるんですよ。
今回は価値観の違いってどのような場面で出てくるのか、どのようにすり合わせていったらいいのかを考えてみました。
では、酸いも甘いも経験し、結婚を二度した40代の私が真剣にアドバイスします!
価値観の違いってどんなのがあるの?
価値観と行っても様々な事柄がありますよね。
例えば、『私は宝石が宝物だけど、あなたにとっては価値がない』という風に、同じものでも人の価値観によって感じ方が変わってきます。
価値観とは、ざっくりいうと、物事の価値についての個人的な考え方です。
ここでドイツの教育学者、哲学者、心理学者のエドゥアルト・シュプランガー
(Eduard Spranger)が、6つの観点から分類した価値観を見てみましょう。
人がどの領域に文化的価値を置いているのかを分類しています。
経済型 →金銭、社会的地位を大切にする。利己的で経済的観点から物事を見る。
理論型 →論理、理論的に理解することで真理を追究する。
社会型 → 社会への奉仕活動や福祉にかかわるが大事。人の役に立つことが好き。
審美型 →綺麗で美しいものや楽しいことが大好きで感情的。
権力型 →自分の思い通りにしたい。人の上に立ちたい願望が強い。
宗教型 →信仰心を大切にして 神様を崇拝している。博愛的主義者で、道徳を重んじる。
このように分類できるようです。
自分がこの6つの分類のどれに当てはまっているのかを考え、相手にどんな事で自分の価値観を押し付けているのか?というのを考えてみてはいかがでしょうか?
自分で振り返ってみると、思い浮かぶことが出てくるかもしれませんし、自分で自分を分析するのも大事なことですよね。
私はどうやら理論型に当てはまるみたいで、わりと旦那にウザがられます。 笑
あと、審美型もあるかな?
理論的で感情的ってそりゃ旦那もウザくなるわ!と今更ながら気が付きました。
と、まぁ私のことは置いておいて…
では本題ですね。
夫婦の価値観の違い
では夫婦にとって、価値観の違いってどんなことがあるのでしょうか?
よくある価値観のズレを見てみましょう。
家庭へのあり方
やはり育った環境で左右されますよね。
両親が仲のいい家庭で育てば、夫婦とは仲良くしなければいけないと思いますし、仲の悪い家庭で育てば夫婦関係はさっぱりした関係になりやすいですね。
夫が外で稼ぎ妻は家を守るといった考え方や、盆正月には帰省するのが当たり前なんだ!といったことや、行事ごと(クリスマスや誕生日などの過ごし方)など、一つ一つに夫婦個人の価値観のズレが出てきます。
ですが結婚というのは二人で作り上げていくものです。
例えば夫が「男は外で働き女性は家庭を守る」といった考え方で、妻が働きに出たい場合もあります。
そうした時はよく話し合って、夫婦が心地いい家庭での仕組みを作ってしまえばいいのです。
しきたりなども大切かもしれませんが、その前にお互いの考えをよく聞いて自分たちの家を作りあげることを大切にしていきましょう。
金銭感覚
食べ物や、家族で楽しむものにお金を使うのを大事にする人もいれば、浪費はせずにコツコツとお金を貯めるのを大事にしているといった人もいます。
支払いが遅れても後で払えばいいと思う家庭もあれば、期日を守るのが当たり前!ということもありますし、お金の管理はどちらがするのか?といった問題もあります。
そもそも男性と女性とでは、お金をかけるポイントが違いますので、お互いに納得の行くように管理の仕方を決めれるといいですね。
お金は特にお互いの価値観を確認しないと後で揉めることになります。
結婚する前に相手のお金の使い方をチェックしておきましょうね。
時間の使い方
片方は休みの日はゆっくり眠るもの、もう一方はいつもの生活のリズムを崩したくないなど、相手のことを分かっていないと、不満がどんどん溜まります。
新婚さんにありがちですが、一緒に生活する上で必ず一緒に行動しなければいけない、といった考え方は相手にとっては重荷になってくるのです。
付き合っているときとは違い結婚はこれから長い時間、生活を共にします。
お互いに無理をした生活は疲れてしまいますよね。
夫婦でも少しずつ心地の良い距離感を保てると、リラックスできる家庭になっていきますよ。
モラル
ちょっとした些細なことや、大きいことまでありますが、食事に行った際に食べ物が出てくるのが遅かった時などに、店員さんに激しく詰め寄る。
ゴミを平気で道に捨てたりするのを見ると、相手に嫌悪感を感じてしまう。
付き合っているときは相手にいい顔ばかりを見せるので、気づかないこともありますが、結婚して時間が経つと気が緩み「えっ!そんなことする人だった?」と思うこともしばしば出てきます。
あまりにもひどい場合はモラハラの疑惑も捨てきれませんよね。
威圧的な態度が少しずつ増えて、あまりにもモラルの低いことが多くなってきたなら、相手の様子をよく見てみましょう。
話を聞いてくれるようなら「嫌なことは嫌だ」と伝えましょう。
子育て
子供にどのように育って欲しい?というのはどんな親でも考えますよね。
厳しく躾けるのか、褒めて育てるのか人それぞれ考えると思います。
子供のことでケンカが増えることも出てきますが、子供はあなた達の思うようには育ちませんよ。
子供をどうするかではなく、自分の子供をよく見て子供にあった育て方をしていくのが、ベストだと思います。
(これが1番難しい…)
子育てに正解も不正解もありませんからね。
そして大事なのが、くれぐれも夫婦の理想を子供に押し付けてはいけません。
子供は小さくても一人の人間ですし、考えることもちゃんとできます。
子育ては、夫と妻と意見が違ってもいいのです。
子供は周りの大人に色んな意見を聞くことによって、選択肢が増えます。
こうあるべきだと決めつけ子育てをするのは、子供を操り人形にしようとしているだけですよね。
子育てで押し付けがましいのは子供にとってただの毒親です。
夫婦ともお互いの価値観を尊重して、いいとこをお互いに取り入れるような子育てができるといいですよね。
思想
あまりにも思い入れが強く考え方が一方的な場合は、理解を得るのが難しいこともあります。
そしてその相手が受け入れられないといった問題も出てきます。
相手に押し付けるようになると、気持ちが離れていくこともありますよ。
思想的な問題で自分の考え方があったとしても、相手にも同じ考えを求めるのは無理な話ですよね。
夫婦であっても、人は人、自分は自分です。
夫婦だからといって同じ考えをしなくてはいけないなんてことはないんです。
逆に夫婦だからこそ、お互いの考えを尊重できる関係になれると最高ですよね。
きれい好き
片方が潔癖症でもう一方が気にしないタイプといった場合は、お互いストレスが溜まっていく環境になります。
例えば妻が極度のきれい好きで、夫にもそれを強要するようになると夫は家に帰ってきても、癒やされるどころか、居心地が悪くなりますよね。
そういった場合は妻が少し折れて、掃除は自分の役割!夫は汚すもの!という気持ちの持ち方を変えると、不満は生まれにくくなります。
相手に変わって欲しいと思うのではなく、自分のやり方や考え方を変えるとストレスはぐんと減っていきますよ!
笑いのツボ
同じものを見て笑ったり、感動できるとより深く相手と共感できますし、相手のことを理解しやすいですね。
笑いのツボが似ていたらラッキーだと思います。
もしもまったく共感できない場合でも、相手の感覚を否定するのは止めましょう。
自分が今まで興味がなかったことでも、相手の感覚を取り入れることによって、視野が広がります。
新しい感覚がプラスに働くこともあるので、なるべく相手の興味のあることは一旦受け入れてみてくださいね。
価値観をすり合わせるコツ
せっかく結婚して一緒になったのに、価値観のズレで離婚になってしまう人たちもいます。
ですが、お互いがちょっと譲り合う気持ちがあれば、結婚生活が上手くいくこともあります。
コツとしては、
・相手に押し付けない
・相手の話を聞く
・相手を尊重する
・お互いの違いを楽しむ
これらをちょっと意識するだけでダメになりそうな結婚生活も、相手の気持ちを取りもどすことができます。
片方だけが努力しても報われないこともありますが、まずは片方が変わらないと話になりません。
相手を尊重してあなたの考え方を少し変えてみると、相手も少しずつですがいい風に変わっていくこともあります。
価値観をすり合わせることで避けられる離婚もあるので、希望を持ちましょうね!
価値観の違いは育った環境が大きい
やっぱり価値観を根付かせるのは育った環境が左右するので、簡単に変えられるものではありません。
子供の判断基準は親から教わったものになりますよね。
なので相手の価値観をひっくり返そうとしても、そうそう簡単に変えられるものではありません。
相手の価値観を一旦受け止めて話し合うことで、衝突(夫婦喧嘩)はかなり避けられるのではないのでしょうか?
お互い考え方が違うのは『おもしろい考え方だな』と思えるようになれると、最強に夫婦になれると思います。
楽しく意見を言い合える夫婦って素敵ですね。
まとめ
心理学的には、6種類の価値観がありましたね。
一度、自分で自分を分析してみるのもいいと思います。
自分の価値観を相手に押し付けず、相手を尊重してよく話し合うことができれば夫婦の価値観をすり合わせることができます。
お互いが違うことを楽しむ余裕ができれば最強にいい夫婦ですね。
せっかく縁あって結婚したからには、できる努力は惜しまずしてみましょう。
離婚するリスクがぐんと減っていきますよ!
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